実は登録商標、信州そば

信州そばは、長野県で作られているそばと思われがちだが、実は長野県信州そば協同組合とうところの登録商標である。したがって「信州そば」という名称を勝手に使用することはできない。しかし、長野県で作られるそばの総称として用いられることも少なくないのではないだろうか。信州そばの定義としては、「そば粉を40%以上配合した良質の乾しそば」ということらしい。長野県信州そば協同組合によると、そばが始まったのは、江戸時代、信州からという説がつよいとのこと。


長野県には海がない。そのため海の幸にも恵まれず、また高冷地であるため米の栽培にも適していなかった。その点、そばは、やせた土地でも強く、そして矢はく育つため、長野県ではそばの栽培が盛んになったようである。現在では輸送技術が発展したため、海の幸にも困ることがなく、また長野県産コシヒカリなど、米の栽培もおこなわれているため、そばを日常的に食べるということは、江戸時代に比べると少ないと思われるが、旅館や結婚式場の、料理のメニューの最後には、そばがでることも多く、長野県民との関わりは深い。


先の協同組合の定義には、そば粉の配合についてのみ記載されており、原材料であるそば粉についての記載はなかった。実際、信州そばという名称を掲げている店であっても、さまざまな事情から、県外産のそば粉を使用する店も多くのが実情のようである。もちろん、県内産のそば粉にこだわっている店も数多くある。収穫された直後のそばを新そばという。新そばと言えば、一般的には秋に収穫されたそばのことをいうが、収穫時期は年に2回あり、夏に収穫された新そばを夏新と言い、秋に収穫された新そばを秋新と言うらしい。

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